【M】

microstreaming
(マイクロストリーミング)

超音波の非線形作用の一つです。超音波が液体中の極めて小さい気泡の収縮と拡張を起こすことにより、この気泡が振動し、周囲に小さな液体の流れを生じます。この現象により生体の細胞膜に破壊作用を来たしますが、通常の超音波診断装置では音響強度(intensity)が小さいので、細胞膜への障害はないとされています。

mirror image
(ミラーイメージ、鏡像)

鏡像とは椎体前面や横隔膜などの音響インピーダンスの大きく異なる鏡面反射体(超音波の波長より十分長い滑らかな反射面)が鏡のような役割をするときに出現するアーチファクトです。例えば横隔膜では、超音波が横隔膜で反射し、肝嚢胞や肝静脈でさらに反射し、同じ経路通行して振動子に戻ると、横隔膜を鏡にして実像と虚像が対称の位置に出現します。

main lobe
(主極)

超音波には指向性があり、振動子の正面方向に強く放射され、また正面方向からの反射波が最もよく受信されます。ただし、超音波には横方向への広がりもあり、振動子の中心軸から横に隔てたところでも音圧は0とはなりません。一般に中心軸上の放射ビームはmain lobeといい、それ以外の放射ビームをside lobe(サイドローブ、副極)といいます。

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