組織学
(上腹部編)

【胆嚢・胆管】

胆嚢は胆汁を貯蔵する嚢状の器官です。
肝臓の肝細胞で作られた胆汁は肝管通って肝臓を去り、胆嚢管を経て胆嚢に入ります。そして、胆嚢から出て総胆管を通り、十二指腸へと注ぎます。この一連の流れは超音波で疾患をみるときにも重要になりますので頭に入れておかなければなりません。
胆嚢の粘膜上皮は単層円柱上皮からなり、筋層が少ないのが特徴です。筋層が少ないので癌などは浸潤しやすいということです。
超音波検査では比較的得意とする臓器です。しかし胆管の描出は初心者にはなかなか難しいと思います
肋間走査で「胆嚢頸部をよく見る」、体位変換で「胆石を可動性を確認すると同時に胆石の影になっていた部分をよく見る」などの工夫しながら検査しましょう。
胆管を描出したい時は「これが胆管かな!?」と思ったらカラーやパワードプラで確認するのも良いでしょう。胆管だったらカラーは表示されませんよね(^-^)
そう!門脈と間違えないようにしなければいけません。そしてカラーを使う時にはカラーゲインやPRFなどが適切でないと・・・おっと、ついつい長くなりそうでしたが、原理はPCホームページ『はじめての超音波検査』
http://us-ism.comを見て下さい。
m(_ _)m
ここでは語りつくせませんので・・・

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